虫歯の予防法について
2016年10月15日
今回は虫歯の予防について少しお話をしたいと思います。
特にお子さんでの話になりますが、虫歯の予防法といえばフッ素やシーラントといった方法がよく用いられます。
こちらは両方とも歯医者さんでしか行えない方法です(ご家庭で塗るフッ素もありますが歯医者さんで塗るフッ素の10分の1の濃度です)。
また、ご家庭で行える方法としては歯磨きやデンタルフロスの使用が挙げられます。
ただ残念なことに、1日3回朝昼晩としっかり磨いている方でも虫歯になってしまう方は結構いらっしゃいます。
逆に1日1~2回程度しか磨かなくてもそれほど虫歯になってない方もいます。
この差はなんでしょう?
もちろん歯並びだったり体のご病気などによって虫歯になり易い方はいますが、多くの方は別の原因でなってしまうことがほとんどです。
その原因は糖質です。
虫歯ができる原因は歯・菌・糖質が揃う環境で発生します。
このうちしっかりと取り除けるのは糖質のみ(菌をお口の中から徹底的に除菌するのは歯茎などのほかの組織を傷つけずに行うのは不可能)です。
1日3回しっかり磨いている方でも食事をするのは3回でしょうか?おそらくお菓子などの間食をされたり、食べないまでもお砂糖の入ったコーヒーやジュース類を飲まれると思います。
例えば昼食後に歯磨きしたとしても、15時に間食をし、次磨くのは夕食後~寝る前の夜21時ごろになります。単純計算でも6時間は虫歯が出来やすい環境になってしまいます。
ではこれを防ぐには、1日3回ではなく5回も6回も磨いてください!ということかと言うとそうではありません。
もちろんそうすることが出来ればしていただいて問題はありませんが、もっと簡単な方法があります。
それは何か口にしたら水を飲むことです。
おやつなどの食べ物に限らず、甘い飲み物などを飲んだ後にも行ってください。
もちろん歯磨きも大変重要ですので、これだけでOKというわけではありませんが、これを気を付けるだけで虫歯の発生率はかなり下げることが出来ます。
この方法は子供に限らず大人でも有効です。
お子様のいるご家庭では、家族ぐるみでやっていただけると定着しやすいかと思います。
是非試してみてください!
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