予防歯科

予防歯科とは?

ひと昔前までは歯医者さんは痛くなってから行くというのが普通でした。そして痛い部分を治し治療が終わったら、歯医者さんも『何かあったらまた来てください』と言うのが一般的でした。

ただ、今の時代は全く考え方が違います。問題があってから治療をするというよりは問題が起きないように未然に防ぐこと。これが予防歯科の考え方です。治療を終えられた方はなぜ治療が必要な状態になったのかを考え、同じ問題が起こらないように対策を立てます。

現在症状がない方でも詳しく検査をしてみると、問題が見つかる場合があります。問題は小さければ小さいほど簡単な治療で済みますし、歯や歯周組織へのダメージも小さく済みます。 お口の健康を保つためにも定期的な検診&クリーニングがとても重要といえます。

予防には毎日のブラッシングが最も大切です

お口の汚れを残したままにしておくと、虫歯や歯周病、口臭の原因になります。それを防ぐには毎日の歯磨きが何よりも大切です。こういうと、『毎日一日3回ちゃんと磨いています。』という方もいます。しかし、磨いていることと磨けていることは全然違います

正しい磨き方が出来ていないとしっかりと汚れを落とすことはできません。また、正しい磨き方というのは個人個人で違います。ご自分のお口の状況に合った正しい磨き方を身に着けて頂くために、当院の予防歯科では磨き方の指導などサポートをしてまいります。

固い汚れは専門的なクリーニングが必要です

歯磨きで落とせる汚れは『歯垢』と呼ばれる比較的やわらかい汚れです。ただ、この汚れも時間がたつと固い汚れになります。これが『歯石』です。

この歯石が出来てしまうと歯磨きでは落とすことが出来ないので、歯医者さんでの専門的なクリーニングが必要となります。もしこの歯石を放置しておくと歯周病などで最悪歯を失うことになるでしょう。

治療後こそ予防が必要です

せっかく治療をしてもらっても、それまでと同じ生活を送っていてはまた虫歯になってしまいます。虫歯になってしまったところは、そこがきちんと清掃出来てないので虫歯になってしまったのです。

いくら治療をしても同じようにそこに汚れがたまってしまっては、また虫歯になってしまいます。そうならないためにも、歯磨きの仕方だけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなど、適切な道具を用いてのケアの仕方を歯医者さんで指導してもらい、極力汚れを残さないような方法を身に着けることが重要になります。

歯磨き以外にも注意が必要なことがあります

歯医者さんでクリーニングを受け、毎日正しく歯磨きをしているはずなのに、むし歯がよく出来てしまうはいらっしゃいませんか?そのような方は食生活に問題があるかもしれません。

例えば、朝昼晩と1日3回磨いていてもおやつ(特に糖分の含まれるもの)などを食べた後にお口の中に汚れを残したままにしておけば、虫歯のリスクは格段に上がります。そうならないためには、何か口にしたら磨くことがベストです。が、磨ける環境にない方はお口をゆすぐ、もしくは水を飲むなどしてなるべくお口の中を清潔に保つようにしてください。

また、個人個人で注意が必要なことが違いますので、予防歯科では一人一人しっかりと適切な予防法を提案しサポートする体制を整えております。

定期検診の重要性

防歯科についていろいろと述べてきましたが、これらは継続してこそ意味があります。一度歯医者さんに診てもらったとしても、ご自分でお口の中を確認することはできません。また、歯磨きの癖というものはなかなか取れるものでもありません。

正しい磨き方をきちんと習得するには多少時間がかかります。それを定期的にチェックし、指導していくのがわれわれ役割です。いつまでもおいしくお食事が取れ、口元を気にせず笑えるような環境を維持するためにも定期的な検診は必要です。(推奨としては3ヵ月~6か月に1度)

定期健診のチェック項目
  • 虫歯の有無のチェック
  • 歯周病の検査(歯周ポケットの測定)
  • 咬合のチェック
  • 正しい磨き方のチェック

※内容は患者様によって多少異なります。

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