一般歯科

歯が痛い、歯がしみるなど歯の問題を抱えたことがある方は多いと思います。なかなか歯医者さんへは行けずにそのままにしておいたら、知らない間に症状がなくなり、自然に治ったのかな?と思われたことはありませんか?しかし、むし歯はなってしまったら放っておいても治ることはありません。急に悪化するか、徐々に悪くなるかの場合がほとんどです。

歯は一度削ってしまうと、元の天然歯には戻せないため、治療は早ければ早いほど良いでしょう。甘いものをよく口にする、口で呼吸する、唾液があまり分泌されない方はむし歯リスクが高いため、早急に対策が必要です。

むし歯はどうしてできるの?

そもそもむし歯にはどのようにしてなるのでしょうか。 実は虫歯菌が口の中にいるだけでは虫歯にはなりません!虫歯になるには『歯』『虫歯菌』『糖』の3つ要素が必要になります。さらにこの3つの条件に『時間』の経過があることで虫歯が発生します。
歯の表面には白い汚れなどのプラークがあります。実はこのプラークの7割は最近で出来ています。その中でも代表的な虫歯菌であるミュータンス菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖をエサにして代謝します。その際産生する酸によってPHが5.4以下になると、歯が溶かされてしまいます。このことを「脱灰」と言います。


ただし、この脱灰し続けるのを防ぐために、唾液にはこの酸に対抗して中性に戻そうとする緩衝作用があり、その他にも唾液中にはナトリウムやカルシウムなどの歯の修復に必要な成分が含まれているので、表面的な軽度の脱灰であれば元の状態に修復してくれます。これを「再石灰化」と言います。
脱灰が続き、歯に穴が空いてしまう前にケアを行い、再石灰化させることで、むし歯を未然に防ぐことが出来ます。そのためには、糖を口の中に極力残さないようにすることや、こまめに歯を磨くこと、間食を摂りすぎないようにすることが大切です。


むし歯の進行

step01
C0 要観察

表面が溶かされて白く濁って見えます。通常治療は治療をせずに経過をみます。フッ化物などの薬用成分の入った歯磨き粉の使用やフッ素塗布などによって、健康な歯に戻る可能性があります。

step02
C1 初期むし歯

脱灰が進行し、歯の表面であるエナメル質の狭い範囲に穴ができている状態。この段階では、まだ痛みを感じたり、しみることはありません。治療の際も痛みをあまり感じません。

step03
C2 進行したむし歯

むし歯がエナメル質を溶かし、歯の内部に広がり、象牙質まで達した状態です。冷たい飲食物や甘いものでしみるようになります。この場合、むし歯に侵された部分を除去し、詰め物をする治療が多いです。

step03
C3 歯髄まで進行したむし歯

むし歯が神経(歯髄)まで進んでいる状態です。小さな穴の内部でむし歯が広がっていることがあります。痛みが強くなり、自発痛が出たりします。この場合は通常歯の神経を除去する「根管治療」を行います。

step03
C4 歯質が失われた歯

歯肉に埋まっている歯根だけが残った状態です。根の先に膿が溜まり、痛むことがあります。この状態だと抜歯が必要になることが多く、歯を補う治療を行うこともあります。

虫歯の治療法について

当院での虫歯治療はただやみくもに虫歯の治療を行うのではなく、なるべく削る範囲を小さく、大きな虫歯であっても極力歯を残すことを第一に考えた治療を行っております。
また、被せ物や詰め物に関しても物理学的な設計を考慮して作っていますので、割れにくく外れにくいのが特徴です。

                    

むし歯を予防するには・・・

一度進行した虫歯になってしまうと、元の健康な歯の状態に戻ることはありません。放っておけばあとは進行していくだけです。それを防ぐためにも毎日の歯磨き糖摂取の管理が重要になってきます。
また定期的に歯医者さんでチェックすることで、例え虫歯が見つかっても早期であれば治療も簡単に済みますし、トータル的には費用も抑えることが出来ます。歯を大事にしていくためにも、日ごろの歯磨きそして定期的な歯科検診が重要でしょう。

当院の予防歯科はこちら⇩

            
  • 予防歯科

  • 診療予約・お問い合わせ 03-6412-8571
  • お問い合わせ